車検整備と定期点検の違い

車検整備と定期点検とはどう違うのでしょうか?車検整備とは、おもに「車検に合格するための整備・調整」ということができます。とにかく検査に合格することが目的ですので、その後の安全や快適を保証するわけではありません。車検直後に不具合が起こることもありえます。

それに対して定期点検整備とは、「車の性能維持を目的におこなうもの」です。各箇所の点検をし、なおかつ安全が確保できないであろう箇所は調整・交換・修理などしますので、一定期間の安全が保証されると言えるでしょう。

法で定められている24ヶ月点検(12ヶ月点検)では、60項目にわたり点検・整備し、点検記録簿などに書き込まれます。これを終えると“点検整備済ステッカー”をもらうことができ、車検証票のステッカーとともにフロントガラスなどに貼ることができます。次の点検実施の時期や24ヶ月点検を実施した整備場の名前などが書いてあります。

しかし、24ヶ月点検で不具合を整備したからといって、車検に合格できるかどうかは別です。なぜなら、車検で行われる検査は24ヶ月点検の60項目よりもさらに多い、約120項目にわたって行われるからです。一般に、ディーラーや整備工場などでうたわれている「24ヶ月点検つき車検」というのは、これらすべてを同時に(または別個に)行ってくれることになります。

ちなみに、以前は24ヶ月点検を合格しなくては車検が受けられませんでしたが、平成7年の法改正により、この義務付けがなくなりました。極端な話、車検さえ通せば24ヶ月(12ヶ月)点検を行わなくても罰則はないのです。

ですが、これは決して“点検・整備を怠ってもよい”といったことではありません。むしろ、車の性能維持管理に関して各ユーザーの責任が大きくなった、ということです。車は便利な乗り物ですが、つねに重大な事故ととなり合わせです。安全に、快適にカーライフを楽しむために、点検整備はかかせないものなのです。

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車検を受ける時には費用がかかりますよね。税金などもそのひとつです。税金は自動車重量税や自賠責保険、印紙代などが当てはまります。「自動車重量税」(重量税)は車検証に記載された自動車の重量によって金額が定められています。車検をする時に納めますので、その場で受領書が発行されます。そのため事前に用意する必要はありません。「自動車損害賠償責任保険」(自賠責)については、2007年4月1日にはルール改定がありました。

旧来は車検期間に該当する24ヶ月分を支払っていたのですが改訂された後は車検満了の1ヵ月後、つまりは25 ヶ月分を支払うことになったのです。それから車検では検査費用もかかります。これは陸運支局で支払う車検の手続き費用のことです。正式には「自動車検査登録印紙代」というものです。「自動車検査登録印紙代」は指定工場や認証工場によって金額は異なります。車検をうける際に最低限必要な費用はこの「検査費用」と「重量税」「自賠責保険料」の3点だけです。

車検のときには点検整備費用などもかかることがあります。ディーラーや整備工場などでは車検を受ける場合に「24ヶ月点検」の整備費用を含めた料金などを提示することがあります。車検を受けるに際して整備は事前に受けたとしても、車検の後に受けても大丈夫なので、車検を通すための点検整備であるのか、そして法定の「24ヶ月点検」であるのかをかならず確認をしておきましょう。この点検整備費用は工場によって金額が異なりますので注意しておいたほうがいいでしょう。

車検の時にかかる費用とかからない費用についてご紹介したいと思います。車検をする時には、必要な費用があります。それは「法定費用」と「車検費用」に分かれます。かならず支払わなくてはならない費用は「法定費用」と呼ばれています。おもに税金などがこれに当たります。「車検費用」の金額の大半を占めている費用がこの「法定費用」でもあります。

別に車検整備料金や事務手数料というように車検をする時にかかるお金のことを「車検費用」といいます。この車検費用は業者や工場によって費用額はまちまちだといえます。「車検費用」には指定工場が設備を利用するために徴収する「保安基準確認検査料」があります。また法律で定められている24ヶ月点検をおこなう整備料金などが含まれることもありますのできちんと確認しておいたほうがいいでしょう。

また2005年1月より「リサイクル料金」が徴収されることになりました。徴収時期は新車購入時に納入していなければ、2005年1月以降の車検をおこなう時には、一度だけ支払わなくてはなりません。納入した後に「リサイクル券」という証明書が発行されますので、自分の自動車が納入済みなのかどうかはこれが目安になると思います。「リサイクル券」は金券と同じような意味合いを持っていますので、紛失しないように大切に保管しておきましょう。

車検でおこなう外観検査では灯火類の割れや点灯に不備がないかなども検査します。またフロント・ウィンドウのステッカーやサイド・ウィンドウのスモーク・フィルムの透過度などをチェックします。他にも足回りも確認していきます。例えばタイヤやナット類に緩みがないか、シャフトに損傷がないかを検査します。検査の手順は検査官や混雑状況などによって前後します。

ライン検査では専用の機器による各項目の検査をおこないます。サイド・スリップ検査では自動車が正しく直進走行しているかを検査します。排気ガス検査では特殊な機器で排気ガスの濃度を測ります。ブレーキ検査では前後それぞれのブレーキが適正な力で利いているかのチェックします。スピード検査では自動車のメーターが適正な速度を表示しているかを検査します。ライト照度検査では正しい位置を照らしているかを検査します。これは細かい精度を必要として不合格になりやすいです。

下回り検査ではドライブ・シャフトやハンドル可動部分、またマフラー部などにオイル漏れやひび割れがないかを視認で検査をおこないます。かつて下回りにブラック・ペイントを施す業者や、事前に下回りをスチーム洗浄して、液漏れがないかなどをチェックしていました。しかし、最近はコストダウンのため、省略する業者も多くなっています。