車検の注意点についてご紹介したいと思います。誤解されることも多いのですが、車検は単に公道を走行する上で保安基準に適合しているのかどうかを検査するものです。検査項目に含まれる一部の要素を除いていけば車両が機械として故障していたり、あるいは故障の可能性を検査するものではありません。たとえ車検の帰りに車が故障してしまったとしても、それは車検をパスしたこととは関係のないことになってしまいます。
たとえば、あと数回ブレーキを踏めばワイヤーが切れてしまうとしても、車検時についていればパスしてしまいます。一般にいえばディーラー車検が高価な理由はディーラーの収益も兼ねて車検をおこなう前の点検整備で予防的に消耗品を交換するからです。ユーザー車検や代行車検がディーラー車検よりも安価だということは検査にパスするための最低限の点検整備しか行っていないからです。
そのため、ただ単にディーラーの点検整備費用を浮かせるためにユーザー車検や代行車検を選ぶということは安さの代償として、整備水準の面ではある程度は妥協しています。そういった点には注意したほうがよいでしょう。こういった誤解のため、自動二輪車を購入する時には「400ccクラスは車検があるので、定期的に診てもらうことができるから良い」というような理由で選択されることが多くあります。けれども250cc以下の車両についても「整備手帳」が付属していますので法律上の義務はありませんがメーカーでは6ヵ月ごとの整備を求めています。外国車などの場合は距離ごとの場合もあります。
自動車リサイクル法についてご紹介します。現在では、1年間で約400万台の使用済みの自動車が発生しています。そして日本国内では自動車のリサイクルや廃車処理がおこなわれています。使用済みの自動車は、今までは中古部品や金属を回収するための目的で利用される度合いが多くありました。そして自動車解体業者などによって処理されてきました。
時代の移り変わりにともなって、使用済みの自動車を最終処理する工程から発生するシュレッダー・ダストの処分費が高騰してしまい、価格的に安定しない鉄スクラップの市場状況などからみて、不要な自動車の不法投棄が生じる元凶にもなっているのです。また、廃棄処理をするために専門技術を必要とするエアバッグなどの先端技術を搭載した自動車も増えてきています。そのため以前とは異なった処分方法や技術が必要になってきました。
このような状況から、リサイクルや最終処分がキチンとおこなわれるように、「シュレッダー・ダスト」「エアバッグ」「カーエアコン用フロンガス類」などの適正な処理を自動車メーカーや輸入自動車業者に義務づける法律が作られることになりました。その結果として、環境への影響も合わせ考えられた法律ができ2005年1月から「自動車リサイクル法」が導入されたのです。
車検を受ける時には費用がかかりますよね。税金などもそのひとつです。税金は自動車重量税や自賠責保険、印紙代などが当てはまります。「自動車重量税」(重量税)は車検証に記載された自動車の重量によって金額が定められています。車検をする時に納めますので、その場で受領書が発行されます。そのため事前に用意する必要はありません。「自動車損害賠償責任保険」(自賠責)については、2007年4月1日にはルール改定がありました。
旧来は車検期間に該当する24ヶ月分を支払っていたのですが改訂された後は車検満了の1ヵ月後、つまりは25 ヶ月分を支払うことになったのです。それから車検では検査費用もかかります。これは陸運支局で支払う車検の手続き費用のことです。正式には「自動車検査登録印紙代」というものです。「自動車検査登録印紙代」は指定工場や認証工場によって金額は異なります。車検をうける際に最低限必要な費用はこの「検査費用」と「重量税」「自賠責保険料」の3点だけです。
車検のときには点検整備費用などもかかることがあります。ディーラーや整備工場などでは車検を受ける場合に「24ヶ月点検」の整備費用を含めた料金などを提示することがあります。車検を受けるに際して整備は事前に受けたとしても、車検の後に受けても大丈夫なので、車検を通すための点検整備であるのか、そして法定の「24ヶ月点検」であるのかをかならず確認をしておきましょう。この点検整備費用は工場によって金額が異なりますので注意しておいたほうがいいでしょう。
車検の時にかかる費用とかからない費用についてご紹介したいと思います。車検をする時には、必要な費用があります。それは「法定費用」と「車検費用」に分かれます。かならず支払わなくてはならない費用は「法定費用」と呼ばれています。おもに税金などがこれに当たります。「車検費用」の金額の大半を占めている費用がこの「法定費用」でもあります。
別に車検整備料金や事務手数料というように車検をする時にかかるお金のことを「車検費用」といいます。この車検費用は業者や工場によって費用額はまちまちだといえます。「車検費用」には指定工場が設備を利用するために徴収する「保安基準確認検査料」があります。また法律で定められている24ヶ月点検をおこなう整備料金などが含まれることもありますのできちんと確認しておいたほうがいいでしょう。
また2005年1月より「リサイクル料金」が徴収されることになりました。徴収時期は新車購入時に納入していなければ、2005年1月以降の車検をおこなう時には、一度だけ支払わなくてはなりません。納入した後に「リサイクル券」という証明書が発行されますので、自分の自動車が納入済みなのかどうかはこれが目安になると思います。「リサイクル券」は金券と同じような意味合いを持っていますので、紛失しないように大切に保管しておきましょう。